Beats Solo Pro レビュー オンイヤー×ノイキャンのAirpods Proに隠れた名機
こんにちは、管理人のakkiです。
今回はこちらのヘッドホン
Beats Solo Proをレビューしていこうと思う。
Beatsのヘッドホンとして発売されている製品であるが、開発段階からAppleが関わっているとのことで、これまでのBeats製品とは一味変わったものとなっている。Beats製品と聞いて少し抵抗を示す方々もいるかもしれないが、ぜひ先入観を取っ払ってレビューを読んでみて欲しい。
目次
- 仕様
- 外観
- ノイズキャンセリング/外音取込み機能
- 音質
- 操作感・装着感
- お勧めできる人/できない人
- まとめ
- 最後に
1.仕様
サイズ
高さ:179mm
重量:267g
連続再生時間:22時間(ノイズコントロールOFF時40時間)
急速充電:10分の充電で最長3時間の再生が可能
付属品:ケース、lightning to USB-Aケーブル
2.外観
3.ノイズキャンセリング/外音取込み機能
ノイズキャンセリングの効きは一言で言うとかなり良い。おそらくAirpods Proと同じプロセスでノイズキャンセリングを行なっているのだろうと思われるが、装着した瞬間に周囲の音が消えて無くなる感覚はかなり強いのでノイズキャンセリング独特の圧迫感が苦手な人には余りお勧めできないと感じる。
逆に耳栓がわりに使いたいと考えている人にはお勧めできる。部屋でつけている分にもその効果は感じられ、エアコンの低い音や外の喧騒などはほとんど気にならなくなる。音楽を流せば全くと言っていいほど周りの音は聞こえなくなるため、街を歩くときなどは気をつけたい。
そんな街を歩くときだが、外音取込み機能が優秀だ。ホワイトノイズは載るもののそこまで気にはならず、入ってくる音も自然で違和感はない。切り替えも左イヤーカップ下部のボタンを押すだけなので急に人と話す場面でも問題なく対応できる。コンビニのレジでも試してみたが、店員さんの目さえ気にしなければ何の問題もない。まだ外音取込み機能が市民権を獲得していない現代なので態度の悪い客になってしまうかもしれないが、そのうち何の問題もなくなる日が来ることだろう…と願っている。
自分はほとんど使わないがボタン2回押しでどちらもOFFにできるので、ノイズキャンセリングの圧迫感に疲れたときなどは切るのも簡単である。
4.音質
散々いろいろなところでとやかく言われているBeatsの音質だが、Solo Proの音質はこれまでのBeatsとは少々味付けが違う。自分はSolo3も所持しているのだが、Solo3は割とこれまでのBeatsの流れに沿った低音モリモリの音だったのだが、Proになってその低音は控えめになった。代わりにと言うわけではないと思うが中域が主張するようになり、ボーカルが聴きやすい。聴き疲れしない音質になっているのでより万人受けするだろう。一方でこれまでのBeatsの音を求めている人には少し物足りないものかもしれない。
何はともあれ、これまで言われてきたような音ではなく、いい意味で“聴ける”音になっていると言えよう。機会があればぜひ試聴していただきたい。
5.操作感・装着感
まずは操作感から。
先程も少し触れたが、ノイズコントロールは左イヤーカップ下のボタンから行える。電源オン時にはデフォルトでノイズキャンセリングがオンになっているため、一回押しで外音取り込みと切替、二回押しでどちらもオフにできる。ノイズコントロールはiOSならコントロールセンターからも行える。
右イヤーカップ表面はボタンになっており、上側は音量UP、下側は音量DOWN、中央部は一回押しで再生/停止、二回押しで次の曲、三回押しで曲の頭出しが行える。また長押しでSiriも起動できるがProになってH1チップの恩恵を受けHey Siriが単体で使えるようになったのでそこまで出番は多くないだろう。Hey Siriに関しては使わないと言う人も多そうだが、意外と便利だと使ってみて感じた。一人で料理している時など、画面もヘッドホンも触らずにSiriだけでタイマーを使えるのはありがたい。家で一人ならとくに周りの目を気にすることもなくSiriを使えるので、皆さんもぜひ使ってみて欲しい。
さて、装着感だが、Solo3より改善されていると感じた。イヤーパッドは肉厚になり、よりもちもちとした感触になっている。側圧は相変わらず強いのでとくに使いはじめの時は1時間ほど着け続けると耳が痛くなってきてしまうことが多かった。現在4ヶ月ほど使って、側圧はかなり改善されたが頭の幅が広めの人は注意したほうがよさそうだ。ティッシュボックスなどを用いて側圧を弱める方法もあるそうだが自分は試していない。
また、Beats製品なのでと言ってはなんだが、デザインが非常にいいのも特徴の一つだろう。ヘッドバンドは剛性も高く、非の打ち所がないと言っても過言ではないだろう。強いて言うなら万人受けするデザインではないと言ったところか。苦手な人もいるデザインではあると思うのでそこは気をつけたい。
6.お勧めできる人/できない人
まずはお勧めできる人から。
Beatsのデザインに惚れちゃった人・・・やっぱりかっこいいよね。
オンイヤーのノイズキャンセリングがしっかり効いたヘッドホンが欲しい人
・・・オンイヤーでノイキャンは珍しいかも
Apple製品と親和性の高いヘッドホンが欲しい人・・・H1チップは最高!
逆にお勧めできない人は
ノイズキャンセリングはいいからとにかく音質!な人
・・・もっと音質の良いヘッドホンは確かにたくさんあるね
頭の幅が広めな人・・・ヘッドホンなら長い時間つけるだろうから厳しいかも
Beatsのデザインはちょっと…の人・・・苦手な人もいるのは理解できるよ‘
7.まとめ
BeatsとAppleが協力して作っただけあってかなり完成度は高いヘッドホンになっている。ただ、3万円だしてこの音質が欲しいかといえばもっと上は求められると思うので、そこは自分が何を求めるかによって判断して欲しい。
8.最後に
買って後悔するプロダクトではないと思うが、判断基準は人によるので何とも言えない。自分は買って非常に満足しているので、ぜひ皆さんもまずは試聴してから買うことをお勧めする。
では。